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「子どもを大学まで出してあげたい。でも、いくらかかるのかわからない。。」
この「わからない」が、漠然とした不安を長引かせているんですよね。
まず知ってほしいことが一つあります。
教育費は「なんとなく貯めている」状態と「いつ・いくら必要かを把握して積み立てている」状態とでは、同じ積立額でも10年後の結果が全然違います。
これ意外と見落としがちです!!
まず総額を知っておいてください。
公立コース(幼稚園〜大学):約830万円
私立コース(全て私立):約2,220万円
この差、約1,400万円です。
「全部私立」のご家庭ばかりではありません。「中学まで公立、高校から私立」「大学は私立理系かもしれない」という中間パターンが一番多い。だから「自分の家のケース」で計算することが大事なんですよね。
今すぐ確認してほしい6つのことを整理します。
✔︎ ① 子ども1人の教育費総額を把握しているか
どんな進路を想定するかで、必要な準備額がまったく変わります。「うちはどのコースか」を夫婦で話し合ったことがあるかどうかが、最初の分岐点です。
✔︎ ② 大学費用を「4年間の総コスト」で計算しているか
「入学金と授業料」だけで計算していると、大きく不足します。
自宅外通学の場合:仕送り月6〜8万円 × 48ヶ月 = 288〜384万円が別途必要。さらに一人暮らしの初期費用で30〜50万円。
大学費用は「4年間の総コスト」で考えてください。
✔︎ ③ 教育費のピーク時期(18歳)を把握しているか
子どもが18歳(大学入学)のタイミングが最大の出費ピークです。そのとき、住宅ローンの残高は?老後資金の準備は?
3つが同時に重なると家計が苦しくなります。時系列で「いつお金が必要か」を確認することが重要です。
✔︎ ④ 学資保険だけで準備しようとしていないか
学資保険の返戻率は105〜110%程度。18年間積み立てて、増えるのが10%だけです。
NISAのつみたて投資で年利3〜5%の運用ができれば、同じ積立額でも差額は数十万〜100万円以上になることがあります。
「全部NISAに切り替えよう」とは言いません。でも「今の準備方法が自分の家に合っているか」は確認したほうがいい。
✔︎ ⑤ 教育費と老後資金の優先順位を決めているか
「子どもの教育費を最優先にしたら、老後の準備が後回しになった」というケースが非常に多い。
教育費は奨学金という選択肢があります。でも老後資金は借りられない。この順番を頭に入れて、優先順位の設計をしてください。
✔︎ ⑥ 夫婦で教育方針を共有しているか
公立か私立か、習い事への投資額、大学は国内か海外か——これらを夫婦で話し合ったことがあるかどうかを確認してください。
お金の準備より前に、「どんな教育を受けさせたいか」が夫婦で合っていないと、方向性がブレます。
でも、、一番多い落とし穴があります。
子どもが複数いる場合、教育費のピークが重なる時期があります。
第1子の大学入学(18歳)と第2子の高校入学(14歳)が重なる年——「教育費の二重負担」が発生します。
この「山」の時期が事前にわかれば、住宅ローンや老後準備と衝突しないように動けます。わからないまま進むと、「何故かこの年だけ家計が崩れた」になってしまうんですよね。
教育費の準備は、始める時期が早いほど月々の負担が軽くなります。
「子ども1人・私立大学理系進学の場合、総額2,300万円」という数字より、「今から月2.5万円を16年積み立てれば間に合う」という見え方の方が、動きやすいんですよね。
まず「自分の家の教育費総額」を確認するところから始めてみてください。
「うちはどのコース?」を判断するために、進路別の教育費の目安を整理しておきます。学校段階ごとに見ると、どのタイミングが最もお金がかかるかも見えてきます。
| 学校段階 | 公立コース(目安) | 私立コース(目安) |
|---|---|---|
| 幼稚園 | 約60万円 | 約90万円 |
| 小学校(6年) | 約210万円 | 約960万円 |
| 中学校(3年) | 約160万円 | 約430万円 |
| 高校(3年) | 約150万円 | 約310万円 |
| 大学(4年) | 約250万円 | 約430万円 |
| 合計 | 約830万円 | 約2,220万円 |
差額は約1,400万円です。「全部公立」「全部私立」ではなく、中間パターンが多い現実を踏まえて、自分の家のケースで計算することが大切です。