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「家を買いたいんですけど、いくらまで借りて大丈夫ですか?」
「いくらまで借りられるか」ではなく、「いくらまでなら無理なく返せるか」を考えることが先なんですよね。
銀行の審査が通ることと、家計が成り立つことは別の話です。審査が通った金額まで借りると、後から苦しくなることが多い。
マイホームは人生最大の買い物。「なんとなく買えそう」で動くと、後悔するリスクが高まります。
これ意外と見落としがちです!!
家を買う前に夫婦で確認してほしい7つのことを整理します。
✔︎ ① 頭金はいくら用意できるか
頭金の目安は物件価格の10〜20%です。頭金が少ないほど借入額が増え、金利負担が大きくなります。また、頭金を入れすぎると手元の資金が不足するリスクもある。適切なバランスを考えましょう。
✔︎ ② 諸費用(物件価格の3〜7%)を計算に入れているか
物件価格の3〜7%が諸費用(仲介手数料・登記費用・火災保険など)として必要です。3,000万円の物件なら90〜210万円が別途必要。見落としやすい項目です。
✔︎ ③ 月々の返済額が手取りの25%以内に収まるか
世帯年収700万円なら月々14.5万円以内が安全ラインの目安。これを超えると、教育費・老後準備・緊急時の費用が捻出できなくなります。
✔︎ ④ 教育費のピークと住宅ローンが重ならないか
子どもが18歳(大学入学)のタイミングと、住宅ローンの返済が重なることがあります。最も多い後悔が「教育費と重なって家計が苦しくなった」ことです。その時期の家計をシミュレーションしておくことが重要です。
✔︎ ⑤ どちらかの収入が止まっても返済できるか
共働きを前提にローンを組むと、育児休業・病気・転職で収入が一時的に減ったとき、返済が苦しくなります。「片働きでも払える額」を基準にすることが安全です。
✔︎ ⑥ 「買いたい家」と「買える家」を混同していないか
「理想の家」を追いすぎて予算オーバーになるケースが多い。まず「安心して返済できる価格帯」を決めてから物件を探す順番が重要です。
✔︎ ⑦ 10〜20年後の生活変化を想定しているか
子どもの独立・親の介護・自分たちの老後——購入後の生活がどう変わるかをイメージして住まいを選ぶことが、長期的な後悔を防ぎます。
変動金利と固定金利について。
2024年以降、日本でも金利が動き始めています。
変動金利:今は低いが、上昇リスクがある
固定金利:金利が高めだが、返済額が確定している
「変動か固定か」の正解はありません。大切なのは「金利が1〜2%上がったときに返済が続けられるか」をシミュレーションしておくことです。
住宅購入後のコストも忘れないでください。
✔︎ 固定資産税(年間10〜30万円)
✔︎ 修繕積立金・管理費(マンションの場合:月3〜5万円)
✔︎ 10〜15年ごとの大規模修繕費(戸建ての場合:100〜200万円)
✔︎ 火災保険・地震保険
これらを月換算して返済額に加算した「月あたりの住居コスト」で計算すると、現実的な家計への影響が見えてきます。
「購入して終わり」ではなく、「購入後のランニングコスト」まで含めて計画してください。
「買えるか買えないか」より、「買った後に生活が成り立つか」を確認することが大事です。
「物件価格だけ」で考えると必ず後悔するのが住宅購入です。購入後に毎年・毎月かかるコストを月換算して、返済額に足した「住居コスト合計」で計画してください。
| 購入後のランニングコスト | 目安金額 | 備考 |
|---|---|---|
| 固定資産税 | 年間10〜30万円(月0.8〜2.5万円) | 物件によって異なる |
| 修繕積立金・管理費(マンション) | 月3〜5万円 | 築年数で増加する場合あり |
| 大規模修繕費(戸建て) | 10〜15年ごとに100〜200万円 | 月換算で0.5〜1.7万円 |
| 火災保険・地震保険 | 年間5〜10万円(月0.4〜0.8万円) | 地震保険は火災保険の30〜50% |
月々のローン返済にこれらを加えた「住居コスト合計」が、手取り収入の30〜35%以内に収まるかどうかが安全ラインの目安です。