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「昇給したのに、手取りが思ったより増えていない」

これ、よく聞く話なんですよね。。

昇給100万円でも、手取りに届くのは約63万円。
残りの37%は、税と社会保険料が吸収してしまいます。

**💡 所得税は「累進課税」なので、上がるほど税率が高くなる**

✔︎ 課税所得195万円以下:税率5%
✔︎ 195〜330万円:税率10%
✔︎ 330〜695万円:税率20%
✔︎ 695〜900万円:税率23%
✔︎ 900〜1,800万円:税率33%

収入が増えるほど、増えた分への税率が上がります。
さらに社会保険料も、月収が上がると等級が上がって増えます。

月収30万円:約42,000円/月
月収35万円:約49,000円/月
月収40万円:約56,000円/月


昇給後の手取り変化を正確に把握するには、税・保険・教育費を含めた家計全体のシミュレーションが有効です。保険コンパスでは無料でFPに相談できます。 広告


**でも、、手取りが「下がる」ケースもあります。**

以下の条件が重なると、昇給したのに手取りが逆に減ることがあるんです。

✔︎ 昇進に伴って住宅手当・家族手当が廃止になる
→ 月3万円の住宅手当が消えると年36万円の実質収入減

✔︎ 年収の壁(103万・130万・150万・201万円)を超えて配偶者の扶養控除が消滅

✔︎ 4〜6月に残業と昇給が重なり、標準報酬月額が大幅アップ

✔︎ 課税所得が330万・695万・900万円の節目を超えて税率が段階的に上がる

「給料が増えたのに生活が楽にならない」と感じる人の多くは、このどれかに当たっていることが多いです。

**💡 昇進後にできる節税対策**

✔︎ iDeCo:税率20%で月2万円拠出 → 年間節税約48,000円
✔︎ ふるさと納税:所得税・住民税から控除(収入に応じて上限が増える)
✔︎ 生命保険料控除:最大12万円の所得控除
✔︎ 住宅ローン控除:残高の0.7%を13年間税額控除

昇給後は「どれだけ手取りが増えるか」だけでなく、「どう節税するか」もセットで考えるのが正解です。

扶養控除が消えるタイミングなど、細かい条件は家庭の状況によって違うので、一度自分の数字を確認してみてください。


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昇給・扶養控除の変化によって手取りが逆に減るタイミングを整理します。知らずに昇進を喜んでいると、手取りが増えていないことに後から気づくケースがあります。

| 状況 | 影響 | 具体的な変化 |
|—|—|—|
| 年収103万円超(配偶者) | 配偶者控除(38万円)が消える | 世帯の税負担が増加 |
| 年収130万円超(配偶者) | 社会保険の扶養から外れる | 保険料が月数万円発生 |
| 年収1,000〜1,100万円 | 配偶者特別控除が段階的に消える | 課税所得が急増 |
| 管理職昇進で残業代なし | 月収増でも残業代が消える | 実質手取りが減るケース |

「昇給=手取り増」と自動的に考えないことが大切です。特に共働き家庭は、配偶者の収入と合わせた「世帯手取り」で確認することが必要です。

## 「手取りが増えない」と感じたら確認する3点

**① 標準報酬月額の等級を確認する**

昇給直後に社会保険料の定時決定(9月)や随時改定が重なると、保険料が一気に上がる場合があります。給与明細の「健康保険料」「厚生年金保険料」欄を前月比で確認しましょう。

**② 所得税の税率が上がるラインを把握する**

所得税は累進課税のため、課税所得が特定の区切り(たとえば195万円・330万円・695万円など)を超えると、超えた分の税率が上がります。昇給で課税所得がちょうど境界を越えた場合、手取りの増加幅が小さくなります。

**③ 住民税は「前年所得」基準**

住民税は前年の収入を基に計算されるため、昇給の効果が住民税に反映されるのは翌年度です。昇給した年に住民税が前年分のまま天引きされるため、見かけ上の手取り増加が少なく感じることがあります。

昇給・昇進は長期的には手取り増加につながります。短期的な「手取りが増えない」という感覚は制度上の時間差であることが多く、数か月単位で変化を追うことが大切です。

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投稿者

yamaguchi.kohei99

yamaguchi.kohei99@gmail.com

ファイナンシャルプランニング技能士2級・AFP資格保有。兵庫県在住の2児のパパ。エンジニアとして数字と設計に強く、FPとの2刀流で家族のお金の不安を解決中。兵庫県立大学大学院卒業、国際学会の登壇・論文誌への掲載経験あり(奨学金半額免除)。ライフプラン設計、家計改善、教育関連相談、収入改善相談が得意。

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