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2026年7月の長期金利が2.8%に達しました。
マイナス金利・ゼロ金利が続いてきた日本では驚異的な水準で、「安全に運用したい」という方の選択肢として国債投資が再び注目されています。
個人が買える国債の種類
個人向け国債には3種類あり、どれも1万円から購入できます。
| 種類 | 金利タイプ | 最低購入額 | 特徴 |
|---|---|---|---|
| 変動10年 | 変動 | 1万円 | 市場金利に連動して半年ごとに見直される。上昇局面に有利 |
| 固定5年 | 固定 | 1万円 | 5年間同じ金利。金利予測が不要 |
| 固定3年 | 固定 | 1万円 | 3年間の短期保有向き |
新窓販(新型窓口販売)国債もあり、こちらは5万円から購入できます。2・5・10年の3種類があります。
個人向け国債の主なメリット
元本保証(実質的に)
満期まで保有すれば利子と元本が返ってくることが保証されています。株式・投資信託と異なり、元本が大きく減るリスクがない(政府が財政危機に陥る可能性はゼロではありませんが、通常の運用で心配するレベルではありません)という点が安心感につながります。
普通預金と比べて高い利回り
2026年7月時点での個人向け国債(変動10年)の適用金利は年1.80%(税引き前)です。銀行の普通預金の金利(多くの銀行で0.02〜0.1%程度)と比べると、大きな差があります。
1年後から中途換金できる
購入後1年経過すれば、中途換金が可能です。換金時は直近2回分の利子相当額が差し引かれますが、元本割れすることはありません。
国債投資が向いている方
- 元本を減らしたくないが、銀行預金より少し高い利回りを得たい方
- まとまった資金を持っていて、株式投資はリスクが高いと感じている方
- 老後に向けて安定した資産を積みたい方
- ポートフォリオの一部に安全資産を組み込みたい投資経験者
注意点:金利と国債価格の関係
個人向け国債は満期まで保有することを前提とした商品です。ただし既発行の国債(証券会社の二次市場で買うもの)は市場で価格が変動します。金利が上昇すると債券価格は下落するため、途中売却のタイミングによっては損失が出ることもあります。
個人向け国債(変動10年・固定5年・固定3年)は、1年経過後に中途換金しても元本割れがないため、初心者には個人向け国債が最もリスクが低い選択肢と言えます。
個人向け国債の購入方法
個人向け国債は銀行・証券会社・郵便局で購入できます。基本的には窓口またはインターネットバンキング・ネット証券のサイトから申し込む形です。
購入できるタイミングは毎月決まっており、発行月の前月下旬から申込みが始まります。購入後1年が経過するまでは中途換金できない点に注意が必要です(1年後からは換金可能ですが、直近2回分の利子が差し引かれます)。
国債はポートフォリオの「安全資産枠」として考える
株式・投資信託などのリスク資産と組み合わせて、「安全資産枠」として国債を持つという考え方が資産運用の基本です。たとえば「株式・投資信託70%:国債30%」という配分にすることで、相場が大きく下落したときに全体の損失幅を抑えることができます。
また老後が近づくにつれてリスク資産の比率を下げ、安全資産(国債・定期預金など)の比率を上げていくという「時間分散」の考え方も参考になります。国債はそのような「守りの資産」として有効な選択肢です。
今の金利水準は数十年に一度のタイミングです。「安全に少し増やしたい」という方にとって、個人向け国債は改めて検討する価値のある選択肢になっています。NISAで株式を積み立てながら、余裕資金の一部を国債に振り向けるバランスを考えてみてください。
元本保証を重視しながら金利上昇の恩恵を受けたい方にとって、個人向け国債は検討に値する選択肢です。金利が下がっても元本は保証されているため、守りながら少し増やしたいニーズに合っています。